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映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を観た感想

監督  :モルテン・ティムドゥム

キャスト:ベネディクト・カンバーバッチキーラ・ナイトレイ

公開年 :2014(アメリカ、イギリス公開)、2015(日本公開)

製作国 :アメリカ、イギリス

あらすじ

 実在した人物アラン・チューニングが、第二次世界大戦下1939年にドイツの暗号「エグニマ」を解き明かす彼の波乱万丈の人生です。少年時代チューニングは、寄宿学校でいじめにあっていた。そんな彼を助けたのがクリストファーであった。クリストファーに勧められチューニングは暗号を解く楽しさにのめり込んでいき、後に天才数学者になりケンブリッジ大学の研究者になる。1939年イギリスがドイツに宣戦布告をし、チューニングは「エグニマ」を解読するチームの一員になる。

 人付き合いが苦手なチューニングはなかなかチームと打ち解けることができず、初めは1人で暗号を解読するマシーン”クリストファー”の開発に挑む。しかし新たな仲間を迎え不器用ながらも友好関係を気付き”クリストファー”を完成させていく。

 チューニングには人には言えない秘密があり、それもまた彼を内向的にさせ悩ませていた。「エグニマ」の解読のマシーン”クリストファー”を開発していく物語と同時に、当時の社会観や差別をも描かれている。

 

感想(ネタバレあり!)

 コンピューター、人工知能の概念を生みだした、アラン・チューニング。素晴らしい功績を果たしながらも長年、彼の業績は影に隠れていました。

物語はチューニングとクリストファーとの出会いから友人になりといった少年時代の話も随所に盛り込まれており、いかにチューニングにとってクリストファーが大事な人物だったか知ることができます。「エグニマ」を発明する天才数学者でありながら、時代の差別や偏見に悩まさていました。当時ではゲイは法律の違反の対象になってしまいます。彼は科学的に去勢を強いられ、最後には自ら命を絶ってしまいます。当時チューニングだけではなく数えきれないほどの人々が彼と同じ様に罰せられていたと考えると涙が止まりません。監督のティムドゥムは、この事実を無視しても映画を作成することは可能だったかもしれませんが、描くことで当時の不当な法律があったことを知ることができました。

チューニングは最後は命を絶ってしまいますが、そのシーンはありません。”クリストファー”のスイッチを切って、別れを告げ映画は終わります。チューニングにとってクリストファーが全てだったのだと感じました。

すごく泣きます。映画観た後も気持ちを引きずりますので、ご注意を。でも絶対1回は観るべき映画です!

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